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歴史マンガ「脇役」に脚光
- 2007.05.22 Tuesday
- 陶芸雑学
- 11:53
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- by pure-shrine
歴史マンガといえば、かつては著名な歴史上の人物や事件を題材にしたものが主流だったが、最近では幅が広がってきた。特に「週刊モーニング」(講談社)連載中の2作品が異彩を放つ。茶人武将やルネサンスの立役者といった歴史上の“名わき役”を主人公に描く、「美意識」や時代考証へのこだわりが人気を集めている。
今月発表された、手塚治虫文化賞の第1次選考で、5位になった山田芳裕の「へうげもの」。主人公は、安土・桃山時代の武将古田織部。志野や織部など日本の陶芸デザインに一大変革をもたらした茶人の異色時代劇として、選考会でも話題を呼んだ。05年に連載が始まり、単行本が4巻まで刊行されている。
美濃出身の織部は、信長、秀吉、家康と3代の権力者に仕えながら千利休に師事。利休とは対照的に色鮮やかな釉薬(ゆうやく)が施され、ゆがんだ形の「ひょうげた」器をプロデュースした。
これまで利休を主人公にした小説や映画、漫画は多数あったが、織部が活躍した作品はほとんどない。家康に切腹を命じられ、江戸時代に人々から遠ざけられたために史料も少ないが、「逆に想像を働かせやすかった」という山田は、織部を物欲の塊として描く。
茶釜や茶碗(ちゃわん)を死守するため、家族や家臣も捨て「美」に殉じる武将・松永久秀や荒木村重らも登場。織部は信長の「茶の湯政道」や、利休がプロデュースする黒い楽茶碗など「侘(わ)び茶」の世界に目をむきながら、独自の「美」を探る。
一方、惣領(そうりょう)冬実の「チェーザレ 破壊の創造者」は、イタリア・ルネサンス期に活躍した政治家で軍人のチェーザレ・ボルジアの生涯を描く。同じく05年に連載が始まり、このほど、第3巻が出た。
特徴の一つは、専門家とチームを組み、考証にこだわった点だ。たとえば、物語に出てくるピサの大司教邸。マンガで描かれる15世紀から存在しているが、その後、増改築され、現在はバロック様式になってしまっている。作品では、その部分を取り除き、他のルネサンス様式の邸宅の外観をあてはめて作画している。
「ミケランジェロの天井画が描かれる前のシスティーナ礼拝堂が、絵として再現された時の感動は忘れられません。苦しくとも、楽しい作業です」と、監修にあたる、くらしき作陽大の原基晶・専任講師(イタリア中世文学)。
連載でのチェーザレはまだ16歳。後に「君主論」で彼のことを記すマキァヴェッリも登場する。レオナルド・ダ・ヴィンチとも親交があった、ルネサンスの“早すぎた天才”が今後、どう描かれるか注目される。
「週刊モーニング」は、宮本武蔵を主人公にした「バガボンド」(井上雄彦)をはじめ、以前から歴史に題材を採った作品が目立つ。
「うちの読者は知識欲が旺盛で、かなりコアな作品でもおもしろがってくれるので」と同編集部。「2作品とも、こだわりのある作品を描きたいという作家の思いがうまく花開いた」と話している。
元ネタ
今月発表された、手塚治虫文化賞の第1次選考で、5位になった山田芳裕の「へうげもの」。主人公は、安土・桃山時代の武将古田織部。志野や織部など日本の陶芸デザインに一大変革をもたらした茶人の異色時代劇として、選考会でも話題を呼んだ。05年に連載が始まり、単行本が4巻まで刊行されている。
美濃出身の織部は、信長、秀吉、家康と3代の権力者に仕えながら千利休に師事。利休とは対照的に色鮮やかな釉薬(ゆうやく)が施され、ゆがんだ形の「ひょうげた」器をプロデュースした。
これまで利休を主人公にした小説や映画、漫画は多数あったが、織部が活躍した作品はほとんどない。家康に切腹を命じられ、江戸時代に人々から遠ざけられたために史料も少ないが、「逆に想像を働かせやすかった」という山田は、織部を物欲の塊として描く。
茶釜や茶碗(ちゃわん)を死守するため、家族や家臣も捨て「美」に殉じる武将・松永久秀や荒木村重らも登場。織部は信長の「茶の湯政道」や、利休がプロデュースする黒い楽茶碗など「侘(わ)び茶」の世界に目をむきながら、独自の「美」を探る。
一方、惣領(そうりょう)冬実の「チェーザレ 破壊の創造者」は、イタリア・ルネサンス期に活躍した政治家で軍人のチェーザレ・ボルジアの生涯を描く。同じく05年に連載が始まり、このほど、第3巻が出た。
特徴の一つは、専門家とチームを組み、考証にこだわった点だ。たとえば、物語に出てくるピサの大司教邸。マンガで描かれる15世紀から存在しているが、その後、増改築され、現在はバロック様式になってしまっている。作品では、その部分を取り除き、他のルネサンス様式の邸宅の外観をあてはめて作画している。
「ミケランジェロの天井画が描かれる前のシスティーナ礼拝堂が、絵として再現された時の感動は忘れられません。苦しくとも、楽しい作業です」と、監修にあたる、くらしき作陽大の原基晶・専任講師(イタリア中世文学)。
連載でのチェーザレはまだ16歳。後に「君主論」で彼のことを記すマキァヴェッリも登場する。レオナルド・ダ・ヴィンチとも親交があった、ルネサンスの“早すぎた天才”が今後、どう描かれるか注目される。
「週刊モーニング」は、宮本武蔵を主人公にした「バガボンド」(井上雄彦)をはじめ、以前から歴史に題材を採った作品が目立つ。
「うちの読者は知識欲が旺盛で、かなりコアな作品でもおもしろがってくれるので」と同編集部。「2作品とも、こだわりのある作品を描きたいという作家の思いがうまく花開いた」と話している。
元ネタ
陶芸用の粘土を新発売/会津本郷焼の酔月窯
- 2006.11.30 Thursday
- 陶芸雑学
- 19:22
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- by pure-shrine
会津美里町にある会津本郷焼の窯元・酔月窯は、一般向けに本郷地域から出る大久保陶石を使った陶芸用の粘土の販売を始めた。
本郷地域では400年前に原料の陶石が産出されたことから焼き物が始まったとされる。
本郷地域では400年前に原料の陶石が産出されたことから焼き物が始まったとされる。
幻の信楽焼ポストあった!! 陶芸の森、滋賀県内で確認
- 2006.11.29 Wednesday
- 陶芸雑学
- 10:37
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戦時中に鉄の代用品として作られた信楽焼の「陶製郵便ポスト」が滋賀県内で残存していることが、県立陶芸の森(甲賀市信楽町勅旨)の学芸員らの調査で分かった。実物が確認されるのは非常に珍しいといい、陶芸の森で開催中の「近江やきものがたり展」(京都新聞社など主催)で特別展示されている。
盗難文化財など53点公開 福島県警、10億円相当
- 2006.09.16 Saturday
- 陶芸雑学
- 13:16
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- by pure-shrine
福島県会津若松市から盗まれた仏像や茶碗などの文化財=15日、福島県警会津若松署
福島県会津若松市から盗まれた国指定重要文化財などを売ろうとした男が逮捕された事件で、会津若松署は15日、男が保管していた盗難文化財など53点(時価計10億円相当)を公開した。
セラミック球で足湯気分の温浴器 土岐の製陶会社が開発
- 2006.09.16 Saturday
- 陶芸雑学
- 13:08
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「足湯」感覚で気持ちよく−。土岐市土岐口中町のJAとうと土岐口支店に、セラミックボールを使った足温浴器が置かれ、来客や職員らの好評を得ている。開発した地元の陶磁器製造会社「山路製陶工房」代表の山路肇之さん(49)が「美濃焼の新しい使い方として有効だと思う」と話す自信作だ。
30トン窯大移動 県立博物館新館
- 2006.09.15 Friday
- 陶芸雑学
- 20:05
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来年11月に開館を予定する那覇市おもろまちの沖縄県立博物館新館に移すため、同市首里の旧博物館に保管されていた巨大な窯「湧田窯」の引っ越し作業が12日午後、始まった。窯は長さ、幅、高さとも約3メートルで重さは約30トン。混雑を避け13日未明、新館に輸送し搬入する。
子ども対象に発掘現場説明会 阿智・園原上の平遺跡
- 2006.09.15 Friday
- 陶芸雑学
- 19:56
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阿智村が発掘調査中の同村智里の「園原上の平遺跡」で9日、主に地元の子どもたちを対象にした説明会があり、父母や考古学愛好者を含め約50人が訪れた。
園原地区は、東国と西国を結んだ古道「東山道」の最大の難所だった神坂峠のふもとに位置する山中の集落。調査は、本年度中に予定している東山道資料館建設に伴い7月から進められており、これまでに江戸時代の建物の遺構や室町時代の鏡などが見つかっている。
説明会は、地元の歴史や自然を学習する村公民館主催の「阿智学子ども体験講座」の一環で、発掘調査団主任の高樋孝助さんが講師を務めた。
高樋さんは最初に、万葉の時代の和歌や源氏物語にも登場する園原の歴史ロマンを説明した。その後、発掘現場を案内し、10世紀ごろに造成されたとみられる平地の部分や幅3・8メートル、深さ2メートルの溝を示し、「これだけの土木工事には大量の人が動員されたと考えられ、この地に身分の高い権力者や宗教勢力がいたのではないでしょうか。皆さんも想像力を働かせてください」と呼び掛けた。
熱心に聞いていた同村浪合小学校4年佐久間一輝君は「宗教の力で人々を働かせたのだと思う」と平安の時代に思いをはせていた。
その後、現場の江戸時代の層で発掘調査の体験もあり、小学生らは陶器片などを見つけるたびに歓声を上げていた。
(中西康)
元ネタ
おいしく見えるやきものの色は?
- 2006.09.15 Friday
- 陶芸雑学
- 19:43
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やきものにまったく興味のなかった私が、昨年5月には「家族旅行へ行こう」と周囲を説得し、佐賀県有田で開かれていた陶器市を訪れました。そして、有田駅前のメーンストリートの両側にびっしりと並んだ店の商品を手にとり、「もう、いいかげんにしたら」という家族の声を尻目に、お皿やお鉢選びを心ゆくまで堪能してきました。もちろん、にわか陶芸ファンの私には、掘り出し物をみつけるといった選択眼はなく、この器ならどんな料理をつくって盛り付けをすると、料理が引き立ち、美味しくみえるのかをいろいろと想像しながら、そのイメージにぴったりのお気に入りの器があれば、価格や重さとも相談しながら購入するのです。こうした作業が予想以上に楽しくて、最近はすっかりハマってしまっています。
私が急に陶器に関心を示すようになったのは、陶芸家である友人から やきものには粘土でつくる陶器と、陶石(石の一種)でつくる磁器があり、この製法や使い方の違いといった基本的なことを教えてもらい、しかも、全国にあるやきものの産地によって色合いや形、手触りなどにそれぞれ特徴があって、そうしたポイントを覚えるだけで見分けがつけられることなどがわかってきたからです。
また、美濃焼きや唐津焼きなどに代表される陶器は、土の色を生かした素朴で味わい深いものが多いのに比べて、有田焼きなどの磁器には色彩が豊かで華やかさがあり、実用品だけではなく装飾目的でつくられるものも少なくないそうです。たとえば、有田焼きの古伊万里や柿右衛門の色づかいは、赤や青にゴールドを加えたバランスのいい色彩、加賀百万石の九谷焼きは、赤、青、紫、黄、緑の五色を使った九谷五彩なども華麗な磁器で芸術品と呼ぶにふさわしい風格を漂わせています。
このような器に料理を盛り付ける場合、どちらかといえば素朴な味わいをもつ陶器にはカラフルな料理を、色彩豊かな磁器にはシンプルな色の料理を盛り付けるとバランスがとれてより美味しそうに見えると思います。私が好きな陶器のひとつである信楽焼きは、室町時代から茶道具として発展してきましたが、明るいブラウンやベージュの落ち着いた色合いは、カラフルなパスタ、彩りのある野菜の煮物などがよく似合います。
わが家の自慢の器は、陶芸家の友人である金正郁さんにつくっていただいた白磁の片口で、お酒を入れても、料理を盛り付けても不思議な存在感があり、食卓を引き締めてくれるような気がしています。
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