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歴史マンガ「脇役」に脚光

 歴史マンガといえば、かつては著名な歴史上の人物や事件を題材にしたものが主流だったが、最近では幅が広がってきた。特に「週刊モーニング」(講談社)連載中の2作品が異彩を放つ。茶人武将やルネサンスの立役者といった歴史上の“名わき役”を主人公に描く、「美意識」や時代考証へのこだわりが人気を集めている。

 今月発表された、手塚治虫文化賞の第1次選考で、5位になった山田芳裕の「へうげもの」。主人公は、安土・桃山時代の武将古田織部。志野や織部など日本の陶芸デザインに一大変革をもたらした茶人の異色時代劇として、選考会でも話題を呼んだ。05年に連載が始まり、単行本が4巻まで刊行されている。

 美濃出身の織部は、信長、秀吉、家康と3代の権力者に仕えながら千利休に師事。利休とは対照的に色鮮やかな釉薬(ゆうやく)が施され、ゆがんだ形の「ひょうげた」器をプロデュースした。

 これまで利休を主人公にした小説や映画、漫画は多数あったが、織部が活躍した作品はほとんどない。家康に切腹を命じられ、江戸時代に人々から遠ざけられたために史料も少ないが、「逆に想像を働かせやすかった」という山田は、織部を物欲の塊として描く。

 茶釜や茶碗(ちゃわん)を死守するため、家族や家臣も捨て「美」に殉じる武将・松永久秀や荒木村重らも登場。織部は信長の「茶の湯政道」や、利休がプロデュースする黒い楽茶碗など「侘(わ)び茶」の世界に目をむきながら、独自の「美」を探る。

 一方、惣領(そうりょう)冬実の「チェーザレ 破壊の創造者」は、イタリア・ルネサンス期に活躍した政治家で軍人のチェーザレ・ボルジアの生涯を描く。同じく05年に連載が始まり、このほど、第3巻が出た。

 特徴の一つは、専門家とチームを組み、考証にこだわった点だ。たとえば、物語に出てくるピサの大司教邸。マンガで描かれる15世紀から存在しているが、その後、増改築され、現在はバロック様式になってしまっている。作品では、その部分を取り除き、他のルネサンス様式の邸宅の外観をあてはめて作画している。

 「ミケランジェロの天井画が描かれる前のシスティーナ礼拝堂が、絵として再現された時の感動は忘れられません。苦しくとも、楽しい作業です」と、監修にあたる、くらしき作陽大の原基晶・専任講師(イタリア中世文学)。

 連載でのチェーザレはまだ16歳。後に「君主論」で彼のことを記すマキァヴェッリも登場する。レオナルド・ダ・ヴィンチとも親交があった、ルネサンスの“早すぎた天才”が今後、どう描かれるか注目される。

 「週刊モーニング」は、宮本武蔵を主人公にした「バガボンド」(井上雄彦)をはじめ、以前から歴史に題材を採った作品が目立つ。

 「うちの読者は知識欲が旺盛で、かなりコアな作品でもおもしろがってくれるので」と同編集部。「2作品とも、こだわりのある作品を描きたいという作家の思いがうまく花開いた」と話している。


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