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  • 2007.09.25 Tuesday
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曜変の光に魅了され 謎の制作方法、挑む陶芸家たち

 漆黒の釉(ゆう)面に大小の斑文が青い光彩をともなって浮かびあがる。曜変天目茶碗(ちゃわん)。光と見る角度でがらりと変わる神秘的な表情は人々をとらえて離さない。制作方法は全くの謎で、多くの日本の陶芸家が、その妖(あや)しい小宇宙に迫ろうと心血を注いできた。近年では、国内外で評価される逸品が次々と生まれ始めている。

◆中国の土輸入して試作

 東京都世田谷区の静嘉堂文庫美術館には、800年ほど前の中国・宋の時代に焼かれ、日本にしかないと言われる三つの曜変天目茶碗の中で、最も華麗な「稲葉天目」(国宝)が所蔵されている。この春に亡くなった米山寅太郎館長は曜変を目指す陶芸家たちを半世紀以上見守ってきた。

 愛知県瀬戸市の長江惣吉さん(44)もその一人。「(曜変の)光の中に自分自身が入っていられたら」と語った父に続き、追い求めてきた。

 「のめり込む父と、働きづめの母の苦労を見てきたから継ぐ気はまったくなかったが、私が33歳の時に父が脳梗塞(こうそく)で倒れ、覚悟を決めたんです」と長江さん。「同じ土、同じ条件で焼かなければ意味がない」と、曜変が焼かれたと言われる中国福建省の建窯跡地を30回近く調査し、40トンの土を2回、釉薬のための石を5トン輸入して試作を重ねた。

 全長10メートルの窯で、1回の焼成に二晩。一睡もできない作業で、体力的にも年に2、3回が限度という。

 岐阜県土岐市で創作を続ける林恭助さん(44)も静嘉堂に通い、研究を続けてきた。建窯近くの土を使いながら、コンピューター制御できる窯を使用し、5年前に曜変の初個展を東京で開いた。

 今年3月には北京の中国美術館で個展があり、中国の研究者も出来栄えを称賛した。異例なことに、今月末にも北京の故宮博物院に作品が収蔵される予定だ。

 瀬戸や美濃など古くからのやきものの産地では「曜変に手を出したら身上をつぶす」と警戒もされるが、追う者は後を絶たない。

◆100回焼いて満足2碗

 京都府宇治市で茶陶を焼く桶谷寧さん(39)も、そのいばらの道を歩む一人。思索と試行の末、建窯にはこだわらず、100碗程度を炭で囲み、泥をかぶせて火を入れる方法に行き着いた。毎日のように焼き、経験を蓄積しながら、満足できるのは100回焼いてもせいぜい2碗。ほかはすべて割ってしまう。

 陶芸の家に生まれたのではなく奮闘しているのは神奈川県中井町の瀬戸毅己さん(48)。横浜・中華街で17年前に中国の論文を手に入れて以来、「自分だけの曜変」を目指している。

 アールヌーボーのガラス工芸家、エミール・ガレの技術も援用。「収入につながらなくて苦しい。でもしょうがない。ドン・キホーテのような気分です」

 長年の推理と実作で得た究極のノウハウについては口を閉ざしつつも、着実に曜変に近づいていく現代作家たち。その成果は、多くの優れた先人が積み重ねた器の上に成り立っている。

 悲劇もあった。久田重義さんは、日本伝統工芸展で2回受賞するなど高い技術で知られる愛知県常滑市の陶芸家だった。元旦以外は朝から曜変を焼き続け、斑文の周りに青い光彩が美しく光ると「だんだん近づいてきたね」と妻のゆき枝さんに語りかけた。しかし6年前、個展を間近に自ら命を絶った。周囲は、曜変というあまりに高い壁を思ったという。

 なぜ陶芸家たちは、このあまりに高い壁に魅せられ、挑んでゆくのか。

 京都の桶谷さんは「曜変は世界に残された神秘性の最後の砦(とりで)。知人や妻の支援でなんとか焼き続けている。もう、宿命」と話す。

 曜変には、類似作も残っていないし、手に取ることすら、ほとんど不可能。壁というより、夜の天空でひときわ輝く星か。陶然とならざるをえない奇跡の美は、陶芸家たちを迷わせ、駆り立ててもきた。ただ己の眼力と腕だけが頼りなのだ。

 東京国立近代美術館の唐沢昌宏主任研究員はさらに、「鑑賞する側も、世界の至宝である静嘉堂の曜変が頭に焼き付いているから新しい表現を受け入れるのは難しい」と、もう一つの壁を指摘する。

 「でも陶芸家には、その壁を越えて、ぜひ、独自の形と美にも取り組んでほしい」と「さらに先」への期待も寄せている。


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